令和6年3月20日に、春季彼岸会法要が奉修されました。
読経・焼香・唱題と進められた後、秋山御住職より、
「『暑さ寒さも彼岸まで』という言葉があります。しかし、亡くなった方には暑さも寒さも関係ありません。では、誰が関係するのか。それは、生きている我々以外にありません。
つまり、お彼岸というのは、先祖や故人の供養をするためだけのものではなくて、生きている我々にとっての、大切な仏道修行の期間であるということです。
故人を正しく供養していくためには、まず自分自身が正しい信心に立たなければなりません。仏法は因果でありますから、供養する我々が唱題・折伏に励み、正しく功徳を積んでいく。その因があってこそ、功徳が先祖や故人へと回向されるという果に繋がります。
我々の命は、この末法の世の中で生死を繰り返しながら、どこまでも続いていきます。だからこそ、何事も真正面から受け止めて、御題目の功徳によって全部をプラスに変えていけるよう、信心を根本に精進して参りましょう」
との御法話を賜りました。