日蓮正宗 法泉山 涌徳寺 法華講涌徳寺支部
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法華講涌徳寺支部の活動報告

令和七年 新年の御挨拶 2025.01.01

富山の蘭室      涌德寺住職 秋山堅栄


 総本山第六八世 日如上人猊下には愈々ご壮健にて、広布実現の為、昼夜を別たず陣頭指揮をお執り下さります事、慶賀に堪えません。
「活動充実の年」の本年も、さらなる御教導を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。
 また、安部講頭・東島総代をはじめ、涌德寺檀信徒のみなさん、光輝満つ新年明けましておめでとうございます。〈支部結成五〇周年〉を迎える本年が、〈功徳〉と〈歓喜〉に満ち溢れた最高の年であります様、心よりお祈り申し上げます。
 総本山第二六世日寛上人が異流義を破折される書の中に、
「富山の蘭室」(富要一〇ー九二)
とあります。これは大聖人が『立正安国論』に
「汝、蘭室の友に交わりて麻畝の性となる」(御書二四八)
と仰せられた御指南を汲まれた御言葉であり、この「富山の蘭室」とは、本門戒壇の大御本尊在す総本山大石寺を指します。
 また大御本尊の下に集う、純信なみなさんのことであり、さらに僧俗が集う広布の法城(末寺)のすべてを指す言葉なのです。
 かつて「教学は日寛上人に還れ」との指針を掲げ「富山の蘭室」に集い、妙香に包まれた人々~その流れを汲みながら、蘭室に触れた事も無い人々が、いまや公然と「日寛上人にも誤りあり」と正法正師の正義を誣告し、自らの歴史まで否定する狂態を晒しております。
 総本山大石寺が、日蓮大聖人の御本懐「富山の蘭室」である根拠とは、『聖人御難事』に
「余は二十七年なり」(同一三九六)と仰せられた、弘安二年十月十二日御図顕の「本門戒壇の大御本尊」を、血脈付法の御法主上人が厳護あそばされてこられた厳然たる事実にあります。
「活動充実」の本年、涌德寺は彼らをふくむ、すべての異流義への〈下種折伏〉の充実、その実践者である涌德寺家族の〈訪問勤行〉の充実、功徳の源泉である〈登山・御講参詣〉の充実を、みんなで実践してまいります。
 さらに本年は〈涌德寺支部結成五〇周年〉の大佳節を迎えます。支部の中心である講頭・幹事・各地区幹部のみなさん、寺院の重鎮である総代・檀信徒のみなさん、ともに「水魚の思い」で心一つに明るく元気に〈一人がひとりの折伏〉を貫徹いたしましょう。
    富山の蘭室に寓する歳有り
         吾 豈其の香りを聞かざらんや

令和七年新年2